ロードバイクでやらかしたポジション設定ミス集
ロードバイクでやらかしたポジション設定ミス
ロードバイクに乗り始めて2年が経過し、何も知らない初心者から今に至るまでの怪我と失敗談です
この記事を読んで体を痛めたり、怪我をしたりすることが少なくなれば良いなと思います
ロードバイクを初めて購入
2年前メルカリで安くなっていた定価9万円ほどのエンデュランスロード「Giant Defy4」を購入しました
店舗で買ったわけではないので、知識ゼロ、経験ゼロ、乗ったことあるのはママチャリだけという状態でした。
当然、ポジションもママチャリと同じ気持ちで設定してました
適正サドル高:644mm 当時サドル高:600mm
適正サドル高よりかなり低い高さで乗ってます。
失敗その1:柔らかいサドルを買ってみた
サドル高が低い状態 + ハンドルが高い位置にあるエンデュランスロードの2つの要素が掛け合わさり、 必然的に体重はお尻に行くため、お尻に痛みが出ます。
失敗その1:柔らかいサドルをいくつか買ってみました 結果:重量増加+剛性低下、僅かに痛みは減るが、やはり50キロも乗れば痛い
確かに「サドルが硬いから痛い」は間違ってないのですが、 この時の、痛みの原因は間違ったポジション出しの部分にありました。
ロードバイクはお尻に荷重を載せるのではなく、自然と足に体重が乗るようにセッティングすると良いです
- 適切なサドルの高さに設定
- サドル上部の平面角度を水平
- サドル前後位置を調整し、足に体重が自然と乗るように調整
お尻への負荷は格段に減ります
細かいポジション出しは色々な記事や、行きつけのショップの店員に訪ねてみると良いでしょう
お尻が痛いと感じてサドルを購入しようとしている方は、一旦調整をして様子をみてみることをお勧めします、 あまりにサドルを柔らかくすると、骨盤も安定しない上に、漕いだ力も逃げてしまうようになります。
失敗その2:俺が考えた最速のポジション
ロードバイクに乗り始めると、楽に早く走るためのポジションを探し出します。
そして初心者(私)がたどり着いたのがこのようなポジション
・ サドルを高くして踏む力をアップ、引き足も使える! ・ サドルの角度を前傾にすると体重がペダルに乗って早い! ・ 膝のお皿をペダル軸に合わせると、最大のパワーで踏める!
確かに瞬間的な速さだけを求めるならこれでも良いのですが
このポジションは完全にレースのラストスプリント、ゴール手前1キロといった具合のポジションです。
過去の自分の考えに答えていきたいと思います。
サドルは高い方が早い!?
確かに、サドルが高い方がかっこいいですし、力も入ります
踏み降ろす力は強くなり、上に引く力も出しやすいでしょう。
※ ペダルを回している時の一番下:下死点 ※ ペダルを回している時の一番上:上死点
【デメリット1】膝が伸びきった際に、膝の裏の筋を痛めます
筋トレ同様、関節を伸びきらせてしまうと痛めてしまいます
膝が伸びきらない高さが理想です。
【デメリット2】下死点と上死点の足の通過がスムーズさが無くなる
ペダルが1周回る間にかけられた平均パワーが速度になります。
いくら踏み込む時に2倍の力で踏めても上と下で力が抜けていては無意味且つ、無駄に力を使います。
ペダルが下にきた時は軽く後ろにペダルを流し、ペダルが上にきた時には11時〜2時の方角に向けて足を斜めに刺すイメージで漕ぎましょう
※ イメージが難しい場合片足でペダルを回してみましょう
この時にサドルが高すぎると、スムーズにペダルを回転させるのが難しくなります
そして私みたいな素人の感覚ではなく、こちらもyoutubeや雑誌に情報はたくさんあるので調べてみてください
サドルの角度を前傾にすると体重がペダルに乗って早い!
たしかに、サドルを前傾させることで、必然的に体重は前に掛かり力を銜えやすくなります。
【デメリット1】膝に痛みが出ます
サドルを平坦から前傾に変えることで、使う筋肉がもも裏(ハムストリングス)から膝上(大腿四頭筋)に変わります。
膝上の大腿四頭筋は筋肉が小さく、すぐに疲労状態になってしまい。
疲労状態のまま漕ぐと膝の関節と筋が繋がっているため膝の関節に痛みが出てきます。
その状態で漕ぎ続けると、長期的な痛みに発展するので気をつけましょう。
tom's cyclingさんは夫婦揃って資格を持ってネット上で情報の発信をしてくれているチャンネルでお勧めです。
【デメリット2】ペダルのスムーズな回転が難しくなる
サドルが高いところで説明した通り、こちらでもスムーズな回転を損なうようになります。
踏みつける力は増えますが、後ろに引く力や、引き足がやりにくくなるはずです。
サドルを前気味に設定すると速い!
「膝のお皿から糸を垂らして、ペダル軸に合わせると、最大のパワーで踏める!」というネットの記事をたくさん見ます。
確かに短距離でしたらそうです、瞬発力のある筋肉の大腿四頭筋(膝上)を一番使うことのできるポジションです。
【デメリット1】膝に痛みが出ます
記憶力のあるかたであれば、すでに想像できてると思いますがこちらも同様膝を痛めます
椅子に座り次の状態で、立ち上がる感覚で足に体重を乗せてみましょう
1:足を遠くに伸ばした状態(もも裏に力が入ります) 2:足を90度の位置にした状態(もも裏8割、膝上に2割程度力が入ります) 3:足を椅子の下に少し入れた状態(膝上に力が入ります)
自転車に乗ってペダルを回す時、2番目の状態で力が入るように調整できると良いです。
【デメリット2】サドルを前にすると、腕が伸び、腕の関節の痛みに繋がります
普通サドルを前にすると、ハンドルに近くなるのだから腕は曲がるのではと思うでしょう
しかし逆です。
サドルを前に出すことで上体が起きてしまうのでむしろ腕が伸びてしまい
伸びきった状態で乗ることで腕の関節に痛みが出るようになります
腕が曲がっていることで、地面からの振動を吸収し体への負荷を和らげてくれています。
そのため、腕が伸びきってしまうと腕の関節の痛み、上半身の疲れに直結するので気をつけましょう。
黄色クリートは初心者用ではないという事実
黄色クリートは初心者向け、ある程度慣れたら青にするのが普通と思っていたので、青色クリートを使い始めてみました。
そして見事に膝を壊し全治半年、自転車に全然乗れませんでした。。。
本当に微調整を行い、膝の可動域がある程度ある人であれば問題はなかったのですが
Specializedの3万円もするフィッティングを受けた結果、私の場合はそもそも骨格上では黄色クリート以外使えないと言われてしまいました。
その時のレポートはこちら
そのため、青クリートにして痛みを感じたら是非一度黄色クリートに戻して調整してみてください。
最後におまけのミス:カーボンにすれば良いと思ってました
カーボンのパーツに高級なホイールをつければ軽くて早いと信じてましたが現実はそうはいかず
友人の鉄下駄搭載のエントリーロード Emonda に乗った時にそちらの方が圧倒的に早く、エンデュランスロードの限界を知りました。
こちらが成長の方向性を間違えてしまったエントリーロードです見納めください(笑
関連リンク
この記事は、こちらのロードバイクアドベントカレンダー2日目の記事です、是非ほかの記事も見てみてください!
投稿遅れてすみません!